今回のミニマリストさんは、ものを減らすことがゴールではありません。
人生の目標を見つけるための手段のひとつとして、ミニマリストになったshinさんにお話を伺いました。
ミニマリストを自称しはじめると、減らすことに重きを置いてしまいがちなのですが、大切なものを探すために、無駄を削ぎ落として余白のある暮らしをされているのです。
もしも今やりたいことがあるなら、生活の無駄をそぎ落とすのが近道かもしれないなあ…。
ミニマリストとして「余白」のある「くらし」を発信
—自己紹介をお願いします
ミニマリストshin(以下shin):大阪出身 20代後半の会社員です。
築30年 2LDK 賃貸で夫婦2人暮らし中です。
音楽・ファッションと趣味に没頭して生きていましたが、2018年10月にミニマリズムに出会い、現在は本当にやりたいこと(人生の目標)を見つけるためにミニマリストとして活動しています。
「余白」のある「くらし」を考える中で見つけた、窮屈な暮らしから脱する手助けになるような情報をブログ、SNS、YouTubeを通して発信中です。
—ミニマリストになったきっかけを教えてください
shin:ミニマリストになるきっかけは、DaiGoさんがテレビ出演していた時に映ったクローゼットを見た時です。
やりたいことに集中するために、着る服を最小限まで減らしているということに衝撃を受け、モノはそんなに持たなくていいことに興味を持ったのが初めです。
(その頃はミニマリストという言葉を知りませんでした)
ミニマリストという言葉自体は、モノを減らすことに興味を持っていたときにYouTubeでしょっぴんさんという方に出会って知りました。
—ミニマリストとして影響を受けた本を教えてください
>minimalism 30歳からはじめるミニマル・ライフ/ジョシュア・フィールズ・ミルバーン, ライアン・ニコデマス
- 作者: ジョシュア・フィールズ・ミルバーン,ライアン・ニコデマス,吉田俊太郎
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2014/03/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
shin:この本の中で書かれていた「ミニマリズムに特定のルールはない」というのは原点回帰となる一文でした。
最近入ってくる情報で「同じ服を着ないといけない」「車を持ってはいけない」「家は買うべきではない」といったミニマリズムのルールのようなものが目についていたので、それは間違っているんだと気づけました。
ミニマリストshinさんのミニマリスト度自己採点(5点満点)
—あなたのミニマリスト度は星いくつ?自己診断をお願いします。(星1つがソフト、星5つがハード)
★★☆☆☆
(星2つです)
shin:まだミニマリスト1年生ということもあり、無駄なモノ・コトが周りにあるので、この評価です。
また、夫婦2人暮らしということもあり、共有のものが多くあるため、家族が窮屈にならない程度(星3つくらい)のミニマリストを目指したいとも思います。
ミニマリストに目覚めて、服と収納家具を断捨離
—今までに処分(断捨離)してきたものをざっと教えてください。
shin:一番多く手放したものは服です。
それに伴って収納家具も多く手放しました。
—shinさんのブログを読んでいると、おしゃれな印象があります。やっぱり元々洋服が好きだというのがあるんでしょうね。
1週間分のコーディネートを前もって決めておく「1週間ハンガー」
—持ち物や服装にこだわりを感じますが、ファッションやコーディネートのこだわりなどがあれば教えてください。
shin:朝の時間を少しでも増やすために平日に着る服を休日中に決めています。
その時に役立つのがDaiGoさんが本で紹介していた1週間ハンガーです。
1週間分のハンガーを用意し、そこに着る服をかけておけば、ハンガーを取り出すだけで朝に着る服を決められます。
ちなみに現在は、ユニクロのノーアイロンシャツ(白)に黒パンツと平日に着る服を固定しています。
—休日は?
shin:休日は服が好きなので、その日の気分にあった服を選んで着ています。
基本的に白黒の服が多いので上下の組み合わせに迷うことは少ないですね。
—お気に入りのブランドとかあるんでしょうか?
shin:JOHN LAWRENCE SULLIVAN というブランドを好んでいます。
お値段はやや張りますが、丁寧に長く使おうという意識も持てるので、上質だと思ったものは価格が少々高くても気にしません。
着用した時に「よし!やるぞ!」と身が引き締まる思いはお金に変えられないものがあります。
—shinさんが使ってみて良かったモノや、みんなにおすすめしたいお気に入りのモノがあれば教えてください。
>MINIMALS 手ぶらエコバッグ
エコバッグ自体はかなり前からありますが、ここまで小さく畳めるエコバッグが意外とありませんでした。
見た目もシックでカッコいいので、持っていても恥ずかしくないです。
(シワが気になる人はいるかと思いますが。)
特にこのエコバッグが活躍するシーンは海外旅行です。
海外では、袋が有料または貰えないことが多いので重宝します。
また、寒暖の差が激しいところでは、軽いアウターなら入るのもありがたいですね。
日本でもスーパーの袋の有料化などの動きが見られるので、ポケットやカバンにさっと入れられるこちらのアイテムは、常にカバンにいれておいても良いのかもしれません。
>パナソニック スチームアイロン
たった24秒で起動し、ハンガーにかけたままでズボラにアイロンがけできます。
これを購入してからというもののアイロン掛けが楽しくなり、家ではアイロン係になりました。家事分担のひとつの方法としてもオススメします。
アイロン掛け後の仕上がり(シワの伸びなど)としては、80%程度となります。
ただ、100%の仕上がりにしていても服を着て目的地に行くまでに80%くらいになるので問題ないかなと。
価格も高機能なのに10,000円を切って購入できたのでコスパは良いと思います。
パナソニック スチームアイロン 大型タンクモデル ピンクゴールド NI-FS750-PN
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
—shinさんの奥さまは、ミニマリストになったことに対して、どんな反応ですか?
shin:はじめは何かの宗教にはまったのかと思われていましたが、今は妻も減らすこと(増やさないこと)に好意的で一緒にミニマムな暮らしをするにはどうすればいいか考えることも多くなりました。
ミニマリストの魅力は時間・お金・人・物に余裕が生まれること
—あなたにとってミニマリスト、ミニマリズムの魅力は何ですか?
shin:暮らしに余白(余裕)が生まれることが魅力に感じます。
時間・お金・人・物に余裕が生まれるので、家族との時間や自分のやりたいことに集中できるのは今も良いなと思える瞬間です。
—さらにこうしていきたいという、近い未来の展望を教えてください。
shin:1つの目標でもある本当にやりたいこと(=人生の目標)をまずは見つけたいと思っています。
その後、その目標以外のものを更に削ぎ落し、目標に向かって集中して取り組もうと考えています。
ミニマリストshinさんが自分で選ぶオススメ記事3選
>1記事目:【30日チャレンジ】ノンカフェイン生活を30日続けてみた結果
カフェインは体に悪い!という漠然とした情報を自分の身で30日間確かめた記事です。
「なんだか良さそう」と思う情報は本当に正しいかどうかを自分で判断することが大切。
リスクが回収できる範囲で、気になったら”まずはやってみる”という考えのきっかけになればと思います。
>2記事目:ぬいぐるみを手放す方法!ワールドギフトで寄付してみた
モノを手放すときに”捨てる”、”売る”だけではなく、”寄付”という形も考えてみてはどうかと思い、国際社会推進会 ワールドギフトという団体を利用した記事です。
ある本で、自らの余裕を実感する方法として慈善活動があると書かれていました。
そのひとつの方法としてお金を払ってモノを手放すのもお勧めです。
自分の持ち物を客観的に確認できるように一覧ページを作りました。
要不要やアップデートの判断がどこにいてもできます。
無駄なものを買わなくて済みますし、考えて買い物することもできているので、
なるべく全ての持ち物を掲載しようと挑戦中です。
いろいろなミニマリストブロガーさんにインタビューしてます
ミニマリストといえども、生活は人それぞれ。
何をそぎ落とすかに個性が生まれます。
いろんなミニマリストさんにインタビューしてますので、ぜひどうぞ。