当ブログの大人気カテゴリー「ミニマリストインタビュー」。
なんと今回は私がミニマリストになるきっかけになったブログ「ミニマリスト日和」のおふみさんにお話を伺いました。
ばんざーい!ばんざーい!
2015年に開設されたブログは、初期からずっと愛読していたのですが、暮らしぶりが少しずつミニマムになっていき、なんと今では夫婦2人暮らしで、ハイエース1台に全部の荷物(家具も家電も)詰め込んで引越しできちゃうくらい少ないモノで暮らされています。
人生におけるフットワークが軽くなるのがミニマリストという、素敵な言葉の意味とは?
ミニマリストじゃない人も、この記事を読んだら、いらないものを処分して部屋をすっきりさせたくなるかも。
- マキシマリストからミニマリストへ。今では1LDKで夫婦2人暮らし
- おふみさんがミニマリストになったきっかけはトイレ掃除!?
- 身軽になれば、好きな時に好きな土地に引越しもできる
- ハイエース1台にすべての荷物を詰め込める
- ベッドにソファの大型家具からテレビまでいろいろ断捨離
- ミニマリストが増やしたものは、湯のみとグラスとやちむんの丼
- 1シーズンに3~4パターンコーデを組んで私服を制服化する
- 生活に必要なくても大切なものは、思い出ボックスに保管するというアイデア
- 次は押入れを風通しよく清潔に
- ほぼ日手帳継続のコツはSNSにアップすること
- おふみさん自身が選ぶ!ブログ「ミニマリスト日和」オススメ記事4選
マキシマリストからミニマリストへ。今では1LDKで夫婦2人暮らし
—自己紹介をお願いします。
おふみ:おふみと申します。
30歳女性、夫とふたり暮らしです。
1LDKのマンションで暮らしています。
もともと二人ともものが好きで捨てられないマキシマリスト。
一軒家に住んでいましたがものが多すぎて汚部屋状態に。
このままではいけないと1日に1つものを手放し始めました。
私がものを整理していると触発されて夫も持ち物を見直すようになりました。
—その当時からご結婚されてましたが、見直したのは、ご自身の持ち物だけですか?
おふみ:初めは私が個人の持ち物を整理していましたが、毎日そうやってものを減らして達成感を感じていたら、それを見ていた夫も触発されて自発的に自分の持ち物を整理するようになりました。
—我が家も同じです。最初は捨てしぶっていただんない(旦那)が、今では私以上のミニマリストに。笑
おふみさんがミニマリストになったきっかけはトイレ掃除!?
—ミニマリストになったきっかけを教えてください
おふみ:ミニマリストになったきっかけは2つあります。
1つは、当時「このところ運が悪いな」と感じていたこと。
2014年秋に、仕事で立て続けに、自分の力では避けようのないトラブルが起こっていました。
何気なく「運、悪い、なぜ」と検索したところ、「掃除が行き届いていないと運気が下がる」という文言を目にして、掃除ができていないことに思い至りました。
まずはトイレ掃除を毎日してみたところ、仕事上のトラブルが一つ解決しました。
これは効果があるのかもしれないと思い、願掛け的に毎日トイレ掃除を続けるようになりました。
トイレ以外の場所も掃除の範囲を広げていったときに、ものが多すぎて掃除の前に片付けが必要になっていて、掃除までの道のりが長かったので、ものを減らしたいと思うようになりました。
—開運のための掃除が、ミニマムな暮らしにつながっていくんですね。
身軽になれば、好きな時に好きな土地に引越しもできる
おふみ:2つ目は、好きな土地で暮らすために身軽になりたいと思ったから。
同時期に当時住んでいた場所で新築を検討していたのですが、夫婦で京都に旅行した際に「好きな土地で暮らすっていいよね」という話になり、新築をやめました。
好きなときに好きな働き方をしながら好きな土地で暮らしたいと思い、そのためには身軽になりたいと思い、物量や働き方を見直していきました。
当時一台のPCを共有で使っていたのですが、朝起きてきたら夫が「家を持たない暮らし」と検索していて、そこに朝日が当たって「持たない暮らし」という風に見えました。
「なるほど、持たない暮らしかぁ」と思い、持たない暮らしというキーワードで検索したところ、ミニマリストのブログにたどり着きました。
そこで初めてミニマリストという言葉を知り、のめり込むようにブログを熟読し、読み終える頃には「今すぐ立ち上がって部屋中片付けたい!」という気持ちになっていました。
これがミニマリストになった2つのきっかけです。
—荷物が多いと、引越しの手間もかかるし、住める家も限られる。身軽になることで引越しの選択肢が広がりますよね。
おふみ:そのためにも身軽でありたいと思い、家具家電含めて車一台に収まるくらいの物量にしたいと考えました。
おかげで実際にハイエース1台で引っ越せました。
—すごい。書籍「ミニマリスト日和」にハイエース1台分の130キロのゴミを処分したというページがありましたが、今では荷物すべてをハイエース1台に積み込めたんですね。
ハイエース1台にすべての荷物を詰め込める
—あなたのミニマリスト度は星いくつ?自己診断をお願いします。(星1つがソフト、星5つがハード)
★★★★・
星4つ
おふみ:例えば洗濯機をなくせばものも電気使用量も減りますが、手で洗ったり絞ったりしなければならなくなり、家事にかける時間は増えてしまいます。
またはコインランドリーに持ち込むこともできますが、往復や待ち時間など家事にかける時間が長くなってしまいます。
このように、ものを減らしすぎると時短が叶わなくなったり、自宅での家事が難しくなってアウトソーシングしなければならなくなると思います。
ある程度自宅で家事をして時短化したいタイプなので、暮らしが楽になる家電や道具は残しています。
—ものを減らしすぎて、生活がきゅうくつになっては、意味がないですもんね。
おふみ:極限までは減らしていないものの、夫婦ふたり暮らしで大型家具家電含めて全ての持ち物をハイエース1台に詰め込むことができるので、物量としては少ない方だと思いうので、星4つと自己診断しました。
ベッドにソファの大型家具からテレビまでいろいろ断捨離
—他の家にあっておふみさんのお家にはないものがあれば合わせておしえてください。
おふみ:炊飯器、ベッド、ソファ
—他にも処分(断捨離)してきたものを、ざっと教えてください。
おふみ:イージーチェア、カウンターチェア、大型テレビ、コードつき掃除機、二軍の服と靴とバッグ、タッパー、本棚3つ、リビングボード
—初期からおふみさんのブログ「ミニマリスト日和」を拝見してますが、リビングの家具もずいぶん変化がありますよね。
ミニマリストが増やしたものは、湯のみとグラスとやちむんの丼
—逆に最近増やしたものはありますか?
おふみ:湯のみ、グラス、やちむんの丼
使っていたものが割れたので買い足しました。
—ひとつ減ったら、ひとつ増やす。家の中の定数が守られている状態ですね。
1シーズンに3~4パターンコーデを組んで私服を制服化する
—私服の制服化に取り組んでおられますが、よかったなと思える点を教えてください。
おふみ:毎朝「何を着ていけばいいかわからない」と悩んでイライラしなくなったこと。
—と、いいますと?
以前何十着と服を持っていた頃は、どこに何があるのかも、自分が何を所持しているのかすら正確に把握しておらず、毎朝何を着ていいかわかりませんでした。
あの黒いTシャツはどこにあるのだろう?
和室の押入れ、洋室のクローゼット、ベッド下収納、まだ畳んでいないものが積み上がった和室のソファの上など、収納場所が分散しており、探すだけでも一苦労、見つけ出せないまま時間が迫り、当初頭に思い描いていたコーディネートは諦めて別の服を着ることにするものの、焦っているし何を合わせればいいのかわからなくなり、結局その場にある適当な服を着て出かけることになる、ということが何度もありました。
ただ着替えて出かけるだけなのにイライラしていました。
—共感が深い…ものすごくわかります。
おふみ:出先では微妙な服で着てしまったことでテンションが下がり、1日気分が上がらないことも。
また、買い物に行くと自分が何を買えばいいのかわからなくなって試着室の中で途方に暮れることもしばしば。
手持ち服を把握していないのと、それも二軍の服ばかりだったので、新たに何を買えば手持ち服とマッチするのかもわからず、マッチしたところでそもそも二軍ばかりなので気に入った服ではないので気分の上がるコーデにならない、という悪循環でした。
—現在はどのようなコーディネートパターンで私服を制服化されていますか?
おふみ:1シーズンに3~4パターンのコーデを組んで、その季節が始まる前に買い物を終えて制服を決め込んでおき、季節が始まったらあらかじめ決めておいた制服を順番に着ればいいという「私服の制服化」に取り組んでからは、服選びにおけるストレスが皆無になりました。
手持ち服は一軍だけなので何を着ても気分が上がるし、数が少ないのでどこに何があるか完璧に把握しており探し物をする必要がなく、毎朝悩まなくて済むので朝の支度にかかる時間が短縮できます。
出先が服が原因で気分が下がることもなくなりました。
生活に必要なくても大切なものは、思い出ボックスに保管するというアイデア
—おふみさんが、どうしても捨てられないものはありますか?
おふみ:PCとiPadとApple Pencil。
仕事道具なので。
—生活に必要ないものでも、残しているものがあれば教えてください。
おふみ:結婚式に友人が作ってくれたアルバム。
もので持ち続けたいので。
破れていてもう使えないフィルム一眼レフのカバー。
友人の手作りプレゼントなので。
思い出の品をしまっている思い出ボックスに入れて大事に保管しています。
—思い出ボックスというアイデアが素敵です。生活に必要なくても自分にとって大切なものを全部じゃなくて、1箱だけと定量を決めて残しておられるんですね。
次は押入れを風通しよく清潔に
—さらにこうしていきたいという、近い未来の展望を教えてください。
おふみ:押入れの中を風通しよくしたいです。
今は押入れの中身を掃除しようと思うと1日がかりの大仕事ですが、気軽にさっと拭き掃除できるくらい押し入れ内の持ち物を見直してすっきりさせて、清潔な押入れを保てるようにしたいです。
—おふみさんにとってミニマリスト、ミニマリズムの魅力は何ですか?
おふみ:好きな時に好きな土地で好きな働き方をして暮らしていけるところ。
人生におけるフットワークが軽くなることです。
—人生のフットワークが軽いのは素敵ですね。
おふみ:ものが少なければもののために広い部屋が必要ないので家賃も安くなり、部屋が狭ければ光熱費も安く済み、1ヶ月にかかる生活費もスリム化できます。
生活費のスリム化によって毎月必要なお金も少なくなり、好きな働き方を選べるようになります。
自由な働き方ができ、物量も少なければ、好きな土地にさっと引っ越しできます。
ものが少なければ部屋の掃除がすぐに終えられるので、休日も朝いちでさっと掃除して出かけることができます。
掃除やメンテナンスにかかる時間を短縮して、自由な時間を増やすことができ、フットワーク軽くいろんなところに出かけられるようになります。
このように、人生におけるフットワークが軽くなるのがミニマリスト、ミニマリズムの魅力だと感じています。
—うおお〜。めちゃくちゃ理路整然としていて、超納得できる〜。
ほぼ日手帳継続のコツはSNSにアップすること
—最後に、ミニマリストとは関係ないですが、おふみさんがブログに掲載されているほぼ日手帳のファンです。手帳を継続するコツがあれば教えてください。
おふみ:ほぼ日手帳を継続するコツは、書いたことをSNSにアップすることかなと思っています。
ツイッターに「今日も手帳書いた」と一言呟くのでもいいし、書いた内容の一部を写真に撮ってInstagramにアップするのでもいいです。
ゆるやかな監視をしてもらうような気持ちでいます。
最近筋トレも始めたのですが、同じ要領で習慣化したいと考えています。筋トレをしたらツイッターで呟くことにしてみています。
果たして続くのか。
—手帳継続はSNSが鍵ですね!おふみさん、素敵なお話をありがとうございました。
おふみさん自身が選ぶ!ブログ「ミニマリスト日和」オススメ記事4選
素敵なインタビューのあとは、ブログ「ミニマリスト日和」にGO!
何から読んだらわからない場合は、おふみさんオススメの記事から読んでみてください。
>オススメ記事その1 :ハイエース一台で引っ越すための荷物の積み方覚書
車一台に収まるだけの物量にして、好きな時に好きな土地に引っ越せるくらい身軽でありたいというのが目標です。
おかげで実際にハイエース一台で5万円もかからず引っ越しできました。
家具や寝具が折りたためて軽いものが多かったことや、本の上限を決めておいたのもよかったです。
次に引っ越しするときも参考になると思うので、こちらをおすすめします。
>オススメ記事その2 :ミニマリストが断捨離してよかったと思うものTOP5【家具・家電編】
なくても案外大丈夫、むしろ手放したことでメンテナンスや掃除にかかる手間が省けて生活が楽になったというものをまとめた記事です。
>オススメ記事その3 :頭の中見せます。私服の制服化の決め方。
制服を決める際の流れを、私の頭の中をお見せするイメージで紹介した記事です。
洋服のアップデート計画を立てたり、実際に買った服からコーデを組んで制服を決めていく際に考えていることについて紹介しています。
>オススメ記事その4 :買ってよかったものTOP5【インテリア編】
断捨離した後に買ってよかったものTOP5インテリア編です。
おふみさんのブログ「ミニマリスト日和」はこちらから
大人気ミニマリストブログ。
身近で真似できるアイデアがたくさん。
1LDKでの夫婦2人暮らしの様子を、おふみさん直筆のイラストをまじえて紹介しています。
著書は5冊「ミニマリスト日和」「服を減らせば、おしゃれになる」「ミニマリストの部屋づくり」「夢をかなえるノート術」近著に「バッグは、3つあればいい」。
その他ミニマリスト本や、雑誌などにも多数掲載。
<おふみさんの書籍>
<おふみさんのブログ>
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