「TOKYO GRAFFITI-東京グラフィティ」63歳のおじさんとラブ(等身大)ドールの29ページに渡る巻頭カラー特集がヤバい!キモいを超えてエモい!
2019年3月23日配信の月刊誌「東京グラフィティ」の巻頭特集がヤバいっす。
等身大ドール(俗に言うダッチなワイフのこと)の沙織と、63歳の還暦すぎたおじさん千滋さんとのラブい写真集になっています。
これが、見てはいけないものを見てしまった感がすごいんだけど、見てるとどんどんひきこまれちゃって…
最後は美しく見えてきたりしてね…
間違いなく「東京グラフィティ」伝説の特集でしょ。これを語らずして死ねるか!っつーことで書くぜっ!!
さまざまなシチュエーションで繰り広げられる、命なき等身大ドールと太ったおっさんのデート写真集に戦慄が走る
「東京グラフィティ」の巻頭特集は、 等身大ドールの沙織と、63歳の還暦すぎたおじさん千滋さんの恋愛模様を大フィーチャー。
出典:https://grfft.com/tokyograffiti/
見開きで「河原」「スキー場」「観光地」「自転車二人乗り」などさまざまなシチュエーションデートする2人の写真を、プロのカメラマンが叙情性たっぷりに撮影し、それを見開きで掲載。
恋人ができたことのない中学生の男の子が夢見るような、理想のデートシチュエーション写真が等身大ドールとおっさんで繰り広げられていきます。
ロマンチックでリリカルでポエミーな写真たち…。
自転車の2人乗りとか美しすぎて涙が出そうになるもんな。
なんつーか、ハンサムな訳でも勉強ができる訳でもないさえない俺に、ちょっとエッチでかわいい彼女が!的な脳内妄想をトレースしたような内容なのです。
千滋さんにとって、沙織との生活は完全に「BOYS BE…」の世界なんだよ。
千滋さん妻子がいるらしいんだけど、沙織と暮らすために別居して、今は沙織と2人暮らしをしてるんだって。
バーチャルがリアルに飲み込まれてるよね。
少なくとも千滋さんにとって、生きている妻子よりも、人形の沙織の方が大切な存在になってしまっているってことよね…。
「TOKYO GRAFFITI-東京グラフィティ」には沙織と千滋さんとの親密な会話も掲載されているぞ!
そしてさらに等身大ドールオーナーの千滋さんから聞き取ったという、等身大ドール沙織と千滋さんとの会話が写真と共に掲載されているのです。
生い立ちから順を追って沙織に話して聞かせる千滋さん…。
かわいくあいづちをうつ沙織…。
これがまた、けっこうな文章量なんだよ。
こ、こわい…
妄想が…炸裂してる…。
千滋さんは雑誌の特集の設定上で見立てトークしているんだよね、本当に千滋さんには沙織の返事が聞こえてるとかないよね…。
掲載されている「千滋がうれしかった沙織のことば」を抜粋してみると…
- 大家さんや近所の人にも、「恋人の沙織です」って紹介してくれるよね。
- ボディを洗うとき、湯船にも入れてくれてありがとう。
- シリコンが溶けないように夏は24時間冷房を入れてくれてありがとう。
ガクガクブルブル…。
悲しいほどに美しくて、純愛で、ホラーな世界が紙面に展開されているのです。
※プラトニックではなく肉体的なつながりはあるけれど、献身的な愛という意味で純愛と書いてみました。
等身大の人型のモノって美しさを通り越して怖い
「東京グラフィティ」を読んで思い出したのがこれ。
CLAMPの人気マンガ「ちょびっツ」。
人型パソコンのちぃと恋に落ちる浪人生の男の子のお話。
このマンガを読んでた20年前は、人型のパソコンとか、会話するAIとか空想の世界の産物だったのに、今はかなり近づいてる。
沙織の中に、Googleホームぶちこんだらちぃになるんちゃうかというくらい世の中は進んできてるんだよね。
人形の中にクラウド型の会話できるAI入れたら、理想の女性を恋人にすることができるようになるかもしれんのだなあとか考えてしまうのは私だけでしょうか?
人形が喋り出す日まで、もうカウントダウンがはじまってる
私はペットロボットが好きで、一人暮らしのお年寄りにペットロボットをみたいな記事を読むことが多いのです。
犬のロボットよりも、歩けなくてもしゃべれる人型ロボットの方がお年寄りも嬉しかろうて。
人生最後に理想の女性と恋愛ができる。
老いらくの恋を等身大ドールとっていう時代が来るかもしれないな〜とか考えたりして。
しかも皆が見ないようにしているお年寄りの性の問題まで解決してくれそうっていう。
完全に松本零士の「セクサロイド」の世界だね。
これは1968年に連載して、2017年から続編がまたはじまってる伝説の作品なんだけど。
過去に読んで、男性的発想だなあって思ってたんです。
女性が「人形は私の恋人よっ!」て、少年のスーパードルフィーを愛でたりすることは往往にしてあるけど、女性にとって性欲の対象ではないんよね。
あくまでプラトニック。
それに比べて等身大ドールは、松本零士のマンガと同じく、セクサロイドなんだよ〜。
その感覚の差異が性差なんだろうね。
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最初の31日間は0円でお試しできるので、怖いもの見たさで沙織と千滋さんのエモい写真を堪能してほしい。
あと、千滋さんの妄想が爆発した2人の会話のところ読んで震撼してほしい。
なんかすごいから!
とにかく震えるから!
マジで巻頭29ページ特集とか 「TOKYO GRAFFITI-東京グラフィティ」のチャレンジ精神ヤバいです。
伝説の神特集とはこれのことだあ!!!!