ミニマリストのバイブル的な扱いの本「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門(カレン・キングストン著/田村明子訳)」を読みました。
読めば読むほど捨てたくなるという、「魔術書なのかこれは!?」というような、恐ろしい本でした。
私なりの感想を書いていきます。
「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」の要約・概要・あらすじ
ざっくり言うと、これはイギリスの断捨離本です。
モノの捨て方や処分することによってあなたにとってどんな良いことがあるのか、捨てないことがあなたにとってどんな悪影響を与えるのかなどに丁寧に書いてあります。
各ジャンルのガラクタの捨て方や捨てる理由が書いてあるので、モノを処分するのをためらう人や、ふんぎりがつかないタイプの人でも、読んだ直後なら捨てられると思います。
風水の要素を取り入れた、かなりスピリチュアルよりな本なのですが、読むと断捨離のモチベーションがアゲアゲになるので、風水に興味がない人にもオススメしたいです。
この本はこんな人にオススメ
- 散らかった家を片付けたいと思っている人
- 荷物を整理整頓したいと思っている人
- 捨てるのが苦手な人
- 風水とかスピリチュアル系が好きな人
- ミニマリストに憧れている人
スピ系が苦手な人でも、片付けモチベーションを上げたい人は、読んで損はないと思います。
本の持つ断捨離パワーが半端ねえ!
「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」は、捨てる方法と、捨てることによってどんな良いことが訪れるのかをジャンルごとに丁寧に書いてある本。
バブリー芸人の平野ノラさんが、この本でミニマリストに目覚めた本ということで、2018年あたりに話題になった本でもあります。
私の感想としては…
「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」を読むと、とにかく読むと捨てたくなる!
本の持ってるパワーがすごいんですよね。
20年くらい前に「禁煙セラピー」なる本が大ブームとなり、日本の喫煙者人口を一気に減らすことに成功しましたが、この本「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」がブームになったら、汚部屋の人口が1%くらい減るかもしれないという、断捨離したい気持ちに(良い意味で)マインドコントロールしてくれる本です。
アマゾンの書籍レビュー数は77、評価は4.3とかなりの高評価。
しかもレビューのタイトルをざっと並べると…
- 恐ろしくモチベーションが高まる本
- 断捨離本はこれ一冊で良いと思うくらい
- 掃除したくなります
- 片付けが出来ない方用。
- 間違いなく片付けしたくなる本
- 執着・プライド・恐怖心、まで断捨離できる本。
- 物が減りました
- 一番の断捨離本
- すぐに掃除をしたくなる
と、他の片付け本と違い読んで即効性がありまくりなのがビンビン伝わってきます。
引用したいけど、アマゾンのレビューは引用不可なのでリンクしておきます。
スピリチュアル系あんまり好きじゃないし、読まなくてもいいかな〜と思ってましたが、レビューの熱と圧がすごすぎてついつい読んじゃいました。
口コミ感想:スピリチュアル臭が漂う本ではあるけれど、超優良断捨離本
私はスピリチュアルがあまり好きではないです。
占いとかに振り回されることなく生きていきたいと思っています。
ミニマリズムは自己啓発のひとつだとは思うのですが、過度にかぶれるとスピリチュアル臭と宗教っぽさが出てきてしまうから、なんか敬遠されるんじゃないかしらと思っていて、掃除したら運気が上がるみたいなことは言わないでおこうと思っています。
この本は私の敬遠するミニマリズムmeetsスピリチュアルの典型という感じの本でした。
「波動」とか「不浄なエネルギー」とか「コーリング(呼び戻し)」とか、苦手な人には拒否反応が出そうなワードがちょこちょこ登場します。
でもね、ここをぐっとこらえて読むと、捨てテンションが上がるんです。
ミニマリスト系の本は捨てる理由や、その人の美学について書いてあり、捨て方についてはさらっとっていうのが多い気がするんです。
ここまで丁寧にモノを捨てる方法や、順序、捨てる理由について書いた本って今までなかった気がします。
スピリチュアルは心理学なんじゃないか?
スピリチュアルや占いって実は否定しきれないと思っています。
たとえばスピ系とかおまじないでは、「紅水晶の数珠をつければ恋愛運が上がる」と言われています。
「身につけるもので恋愛運なんて上がるかよ!」と否定しますか?
私は効果があると思います。
淡いピンク色の女性らしいニュアンスカラーのものを意識して身につけたら、絶対女の子気分が上がるもん。
人の気持ちは、気の持ちようで簡単に変わるもん。
スペース・クリアリングとは?
この本の著者のカレン・キングストンさんは、スペース・クリアリングっていうのの第一人者。
ガラクタを断捨離した後に、
書いて名のごとく「スペース(空間)」を「クリアリング(清める)」行為です。
- 部屋を綺麗にする
- 手や体を洗って清潔になる
- 身につけた金属を取り払って、裸足になる
- テレビとか音楽を消す
- 窓やドアを開け放つ
- 浄化のベルを鳴らして空気を清める
なんか、お香を焚いたり、聖水をかけたり、手を叩いたりいろんな作法がありますが、興味がある方は、「ガラクタ捨てれば自分が見える」を読んでください。
「不浄な空間を鈴の音で清める」とか言う人を見たら、危ない人だな〜と思うかもしれません。
でも、これって心理学としては正解だと思うんです。
ジメジメとした昼下がりに風鈴の音を聞いたら、空気が涼やかになるでしょ?
いらないガラクタを断捨離して、部屋の窓を開けて風を通したら絶対気持ちイイ!
手を洗って、指輪と靴下とかあなたの体を締め付けるものを取り払ったら開放感があるよね?
その状態で鈴をチリーンと鳴らしたら、そりゃあお部屋は清々しいでしょうよ!
だれもこれを否定する人はいまい!
つまりは、そういうこと。
「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」ひとことまとめ
カレン・キングストンの「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」は、読んで断捨離に成功した人がいっぱい出るのが頷ける、パワーの詰まった本でした。
嘘は書いてないし、スピ系嫌いでも部屋を片付けたいなら読む価値があると思いました。
おもしろかった。
だんない(旦那)にも読んでもらって、さらなる部屋のコンパクト化を目指します。