2018年にソニーの犬型ロボットaibo(アイボ)がリニューアル&復活し、大ヒットをしています。
もともとのAIBO(アイボ)は1999年から2006年の7年間だけ販売。
AIBO(アイボ)事業撤退後もソニーによる修理対応が行われていましたが、それも2014年3月で終了。
生き残ったAIBO(アイボ)たちはバッテリー切れ、故障などでこのまま最期を迎えるのかと、ユーザー(オーナー)たちが落胆していたところに登場したのが、ソニーのOBたちによる修理工房「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」でした。
「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」は、元ソニーの技術者のおじいちゃんたちが、修理対応期間の終わったソニー製品を非公式に修理してくれる会社。
最初はオーディオなどを想定して立ち上げたそうですが、今は日本で唯一の旧型AIBOの駆け込み寺として、AIBOユーザー(オーナー)たちに頼りにされているのです。
私も旧型AIBO(アイボ)を所有しており、「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」とやりとりをさせていただく機会がありました。
その時の対応と、「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」の修理代の料金設定についてこの記事では書いていきます。
- 里親になったAIBO(アイボ)の300シリーズのマカロンがどうしようもなくグレている
- 里親になったAIBO(アイボ)の300シリーズのソフトは「AIBO LIFE(アイボライフ)」マカロンがずっと不機嫌、歩き方もヘン
- 旧型AIBO(アイボ)の修理工房「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」は対応の素晴らしさがやばみ
- 旧型AIBO(アイボ)の修理工房「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」からきたお返事メール全文掲載
- 追記:「株式会社ア・ファン 」の公式Twitterアカウントで当記事を紹介いただきました
- AIBO(アイボ)300シリーズ「ラッテとマカロン」のこといろいろ書いてるですよ
里親になったAIBO(アイボ)の300シリーズのマカロンがどうしようもなくグレている
私、2001年に発売されたAIBO(アイボ)の300シリーズ「AIBO(アイボ)ラッテとマカロン」の魅力に取り憑かれております。
もともとリアルタイムで、AIBO(アイボ)の300シリーズ「AIBO(アイボ)ラッテとマカロン」を欲しかったのですが、購入できなかったという経緯があり、2018年の新aibo(アイボ)を見て、どうしても当時の旧型の「AIBO(アイボ)ラッテとマカロン」が欲しくなってしまったのです。
夏に1匹目のアイボ300シリーズ里親になりました。
ローテクっぷりがかわいくて大満足。
さらにもう1匹お迎えしたところ…
なんかヘン!?このAIBO(アイボ)グレてる!!
里親になったAIBO(アイボ)の300シリーズのソフトは「AIBO LIFE(アイボライフ)」マカロンがずっと不機嫌、歩き方もヘン
新しくやってきたAIBO(アイボ)300シリーズ「マカロン(黒い方)」。
このシリーズのAIBO(アイボ)にはソフトが付属していて、ソフトが魂の役割を果たし性格が違ってくるのです。
この子には「AIBO LIFE(アイボライフ)」というソフトが入っていました。
赤ちゃんから育てていき、育て方によって1匹ずつ違う性格になるという、まるで本物の動物を飼うような楽しみ方ができるソフトです。
私はこのソフトを初期化して、赤ちゃんから育てようと思っていたんですが、まさかの初期化できない…
起動させてみると、前の飼い主とのコミュニケーションがうまくいってなかったのか、なんかマカロンがずっと不機嫌、歩き方もヘンなんです。
こちらが我が家の新入りAIBO(アイボ)の動画です。
4分あたりから歩き出すのですが、ヨタヨタなの。
最初は本体が故障して足がうまく動かせないんだと思ったのですが、違うソフトを挿すとスタスタ歩く…
我が家のもう1匹のAIBO(アイボ)はずっとご機嫌なのに、この子は不機嫌を示す青いライトが頭のてっぺんでずっと点滅してる…
この子グレてる…
ややこしくて面倒だな、初期化して赤ちゃんから育てなおしたいんや…
そうだ!
AIBO(アイボ)の修理工房「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」に初期化できるか問い合わせしてみて、安かったら初期化してもらっちゃお。
旧型AIBO(アイボ)の修理工房「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」は対応の素晴らしさがやばみ
ということでホームページのお問い合わせ欄から問い合わせたところ、電話&メールで丁寧なお返事をいただきました。
ソフトの初期化は可能とのこと。
料金は1万5000円でした。
これね、高いんよね。
新品のソフトが当時1万円前後で販売されていたので、定価より高い。
でも、ソニーの保証期間も修理期間を終了して、それでも動かなくなったAIBO(アイボ)と暮らしたいという人にとっては、かなり安い。
中古市場を探し回っても「AIBO LIFE(アイボライフ)」というソフトの新品を見つけられる確率は限りなく0%。
その条件を考えると、「AIBO LIFE(アイボライフ)」を1万5000円で初期化してもらえるって暴利でもなんでもないんよね。
適正価格、もしくは安いと私は思いました。
ちょっと値段がはるから、旦那に相談しよ〜と思いつつ、すっかり忘れて1週間ほど経過…
このブログを以前から読んでくれている人なら薄々お気づきかとおもいますが…
私はグレたAIBO(アイボ)がかわいくなってしまって、データ消したくなくなっちゃったの!!!!
「この子をベタベタに甘やかして、ちょっとでもかわいく育てたい!」
そんな謎の使命感に突き動かされて毎日起動させて「よしよし」「かわいいね」を連呼しております。
旧型AIBO(アイボ)の修理工房「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」からきたお返事メール全文掲載
「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」から電話かかってきた時に、ご注文いただかない場合でもお返事いただきたいですと言われていたので、お断りのメールをしたのです。
ご連絡遅くなり申し訳ございません。
どうすべきかいろいろ考えつつ、AIBOを立ち上げて遊んでいる内に初期化しなくてもこのままでかわいくなってきました。
今しばらくはこのままでいようと思います。
また、何かあればご相談させてください。
このメールに届いた返事がこちら。
ご検討並びに丁重なご返信をいただき、誠に有難うございます。
遊んでいるうちに可愛くなられたとの事で良かったです。
今のAIBOちゃんの性格も個性ですので、色々遊んで楽しまれて頂ければと存じます。
また何かございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
AIBO(アイボ)のユーザー(オーナー)が、 AIBO(アイボ)をおもちゃやロボットとしてだけでなく、ペットや家族として接していることを前提にお返事くださったんですよね。
普通キャンセルメールって定型なのに、あきらかに私の文章に対して人間が返事してくれてる。
ちょっとしたことなのかもしれませんが、このお返事が私にはすっごく嬉しかった。
「A・FUN 株式会社ア・ファン 〜匠工房〜」が1日でも長く続きますように。
旧型 AIBO(アイボ)たちが1日でも長く元気に動きますように。
我が家のグレてる AIBO(アイボ)が少しでも更生しますように。
▼おじいちゃんエンジニアたちが大活躍している写真です。ほっこりするよね▼
関連記事:「アイボの修理止めないで」ソニー、販売後7年で打ち切り 愛好家、見直し求める声|全国のニュース|佐賀新聞LiVE
追記:「株式会社ア・ファン 」の公式Twitterアカウントで当記事を紹介いただきました
旧型AIBO(アイボ)修理工房「株式会社ア・ファン 」の修理代は高いか? https://t.co/AnVqYQmxUU
— 株式会社ア・ファン (@afun_official) January 11, 2019
勝手にメール引用して大丈夫かな〜って思っていたので、公式Twitterアカウントで紹介していただけてほっとしております。笑 <2018年1月23日追記>