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サブカル中年女の読書感想文|カフェでよくかかっているj-popのボサノヴァカバーを歌う女の一生

サブカル中年女はマンガ「カフェでよくかかっているj-popのボサノヴァカバーを歌う女の一生」を読んで、あまりのリアリティーに恐怖でガタガタ震えた

SEO(ネット検索で上位に表示されるための対策)で「記事タイトルは35文字以内」みたいな都市伝説があるんですけどね、この本のタイトルがすでに32文字あるんですよね。

 

そんなとってもタイトルの長いマンガ「カフェでよくかかっているj-popのボサノヴァカバーを歌う女の一生」の読書感想文です。

 

サブカル中年女の読書感想文|カフェでよくかかっているj-popのボサノヴァカバーを歌う女の一生

 

 

ネタマンガじゃないよ…この話、私のまわりのリアルだよ? 

このマンガ本には

  • カフェでよくかかっているj-popのボサノヴァカバーを歌う女の一生
  • ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園
  • 空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋
  • 口の上手い売れっ子ライター/編集者に仕事も女も全部持ってかれる漫画
  • テレビブロスを読む女の25年

という5つの短編が入っています。

 

どれもサブカルに生きる主人公たちの悲哀をコミカルに描いた作品なのですが、もうね全然笑えない。

これ、私が生きてる世界ですから。

そしてマンガに登場するどの主人公よりもサブカルこじらせてるのが私ですから。

 

35歳で何者かになる夢を諦められない人たちを描いた怪作

表題作「カフェでよくかかっているj-popのボサノヴァカバーを歌う女の一生」の主人公は、歌手デビューを目指すカーミィ。

カフェバーのライブで、カーミィをボーカルに、ギター、パーカッションのユニットで、ピチカートファイブの楽曲をカバーするシーンからマンガははじまります。

カフェのお客はまばら。

観に来てくれたのは同級生の夢を追う仲間、ライターを目指すシュウと、演劇をやっているケン。

 

ライブ終わりの会話がこちら

 

カーミィ「なんかネ…これからの私たちのバンド「カーミィ&スモールサークルフレンズ」の展開がみえてきたんだあ…カーミィはもっと60年代に特化いたヴィジュアルとサウンドを打ち出していくほうがいいと思ったの!」

 

シュウ「ピチカート解散から10年あまり…今のオーディエンスにはああいうフレンチ60's的コンセプトやヴィジュアルはとてもフレッシュに響くと思うネ…」

 

ケン「そっか〜時代は一周するしね カーミィも売れるかも…」

 

オリジナル曲すら歌ってない、ライブハウスですらライブしてない、ライブ終わりに友達と喋ってる(カーミィ目当てのファンが誰もいない)、そんな状態で売れる訳もないのに、夢を語るカーミィ。

 

後でオチとしてバラされるのですが、実はこの3人全員35歳だったのです。

この後、シュウは親の土建屋を手伝うことになり、ケンは地元の群馬に帰ることになります。

 

このマンガではは、35歳で芽も出ないのにまだ夢を追いかけてるの?

見切りが遅いわ!と彼らを笑うところです。

 

でも私は笑えなかった…

 

マンガではなく現実世界で、ロックスターを夢見るアラフォーのフリーターたちと仲良しの私

私はアラフォーで、ずっとインディーズミュージックが好きで、2年前に東京に来るまでは頻繁にライブハウスに通っていました。

音楽って自分より年上か年齢の近いバンドを応援することが多いと思うんですけど、私も例に違わずそれで。

普通に40歳近い年齢で「いつかメジャーデビューしたい」とか、客3人しかいないライブハウスでライブして「いつか武道館でライブしたい」とか、フリーターしながら夢語るバンドマンとか、山ほどいましたから。

 

私からしたら、この35歳で地元に帰ったり、親の仕事手伝ったりする人たちは、めちゃくちゃまっとうな道を歩む、大人の階段を着実に登っている人に見えるんです。

 

やばない?

 

そして何よりやばいのは、40過ぎてブログはじめて本を出したいとか言い出してるア・タ・シ

マンガでは35歳で歌手になる夢を諦められず、インディーズレコードレーベルの社長に色仕掛けで迫って変態プレイに付き合い、j-popのボサノヴァカバーアルバムに1曲参加できたカーミィ。

その後妊娠が発覚し、歌手の夢はあきらめ「キッチンミトン」手作り作家となり、丁寧な生活系の雑誌に特集されるくだりで作品は終わります。

 

私は今まで特に何者かになりたかったとか思ってきてなかったのですが、売れないバンドをスタッフとしてちょっとだけお手伝いしたりしてきてました。

 

東京に来て、まわりにバンドマンがいなくなって私が言い出したこと。

 

それは「ブログで人気者になって本を出版したい」ということ。

 

もしかして、カーミィよりまわりのアラフォーのフリーターバンドマンより、私がサブカルこじらしててやべえんじゃないのっていう。笑

 

Twitterのまわりの人が私以上に「インフルエンサーになる!」とか、「ユーチューバーになるために会社辞めました!」とか言うもんで、なんか夢かたってても不自然さを感じてなかったんですけど、

 

冷静に考えてみると、高校時代の忙しく子育てしながらパートして働いてるような女友達に、「私ブログはじめたんだ〜。本を出したいんだ〜。」って言ったら、影で笑い者にされそう。

 

こわくてよう言わんけど。

 

ということで、このマンガは最高にシニカルで面白いけど、マンガの登場人物以上に自分がこじらせてたことに気づかせられる良い機会になりました。

 

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