「HONDA スーパードリーム110(ベトナムカブ)」
乗ってわかった良い点悪い点教えます
2015年から「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」を2台所有し、夫婦それぞれで乗っています。
タンデムシートで座り心地も良く、加速もご機嫌。
操作感も良くて小回りが効くところも気に入っています。
お友達とタンデムしても乗り心地の評判は上々。
そして何より激安だあ!
この記事ではベトナムカブこと「HONDA スーパードリーム110」に乗って感じた良い点8つと悪い点5つを書き記します。
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「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」の入手方法
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」は、HONDAの正規販売店では取り扱いのない車種です。
関西では「バイクショップCHOPS」が輸入販売しています。
ベージュは2015年秋に「CHOPS東大阪店」で購入。
シャインマスカットは2016年春に「CHOPS高槻店」で購入。
2015年にベージュを買った際には品切れしていたシャインマスカットが、2016年春には再入荷していました。
予約や取り寄せには対応していないようで、店舗にある在庫を買うという形でしか購入できないようでした。
どちらも販売価格(車両代金)は98,000円でしたが、整備とアフターサービス加入とかもろもろで13万5000円程度でした(税金と保険除く)。
車両代金+整備+アフターサービス等諸経費で13万5000円で購入。
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」を選んだ理由
旦那はバイクの中型、私は小型限定の運転免許を持っています。
2015年に車を売却して、移動手段がなくなり不便になったので、2人乗りできるバイクを購入することに。
でも、2人乗りできるバイクって中古でもけっこう高い…。
良いバイクないかなとネットで探したところ、98,000円で「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」の新車を発見。
中古50ccのHONDAスーパーカブよりも安いという価格破壊っぷりと、2人乗りにぴったりなタンデムシート、かわいい色展開に惹かれました。
逆輸入車はバイクに詳しい人、ある程度自分でメンテナンスすることができる人が乗るものというイメージがあったので、購入をためらいましたが、安さに負けて購入にふみきりました。
結果大当たり!
購入から4年たった2019年でも一度も故障なく元気に走っています。
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」の良い点9つ
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」を実際に購入し、乗って感じた良い点、メリットについて書いていきます。
メリット1 初期費用が安い!とにかく安い!!
普通の50ccの新品バイクより確実に安いです。
下手したら中古のHONDAスーパーカブ(50cc)よりも安い。
車両代金+整備+アフターサービス等諸経費で13万5000円で購入(税金と保険除く)。
メリット2 110ccだから2人乗りできるしスピードが出せる
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」は2人乗りができるので、タンデムでお出かけできます。
50ccを2台所有するのと同じ機動力。
原動機付き自転車は法定速度が30キロと牛歩並みのスピードしか出せませんが、110ccのバイクは普通車と同じスピードで公道を走ることができます。
また50ccバイクと比べて110ccは加速もパワフルです。
メリット3 110ccだから税金も安い
110ccバイクは軽自動車税、年間2400円だけしかかかりません。
50ccでも年間2000円するので、差額はたった400円。
125cc以上のバイクの場合はは自動車重量税がかかるんです。
110ccバイクは原付の手軽さと、バイクの機動力のいいとこ取りで、ほんとにお得。
メリット4 ベトナムカブは純製品がツーシーターだから2人乗りが快適
「HONDAスーパーカブ 110(日本で正規販売しているカブ)」はシングルシートにリアキャリアが付いている仕様で販売されています。
荷台付き自転車みたいな感じ。
「HONDAスーパーカブ 110」で2人乗りするためには、リアキャリアにお座布団みたいな別売りのタンデムシートを取り付けないと、お尻が痛いです。
それに比べて「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」は最初から2人乗りに特化したタンデムシートの2シーター仕様で販売されています。
1人乗りと2人乗りでリヤのサスペンションを変更することができ、後ろに乗ってもなかなか快適ですよ。
メリット5 乗ってる人が少ないので注目度が高い
4年間で大阪から東京に引っ越ししましたが、「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」に乗っている人を大阪で1回、東京で1回しか見かけたことがありません。
色調が日本のカブよりも淡く、カラーリングがかわいいし、デザインもシンプルながら丸みがあって愛嬌があるので、「おしゃれなバイクですね」「めずらしいカブですね」と知らない人に声をかけられたりします。
特にシャインマスカットのボディカラーは日本のスーパーカブにはないので、なんだかレアな気がしてウキウキします。
メリット6 ベトナムカブは作りが単純なので故障が少ない
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」は昔のバイクに使われていたキャブレター式で、現在の日本のバイクに採用されている電子式(インジェクション)と違って構造が単純なため、故障が少なく調整もしやすいと言われています。
メリット7 (噂)ベトナムカブは日本製よりパワーがある?
大阪で暮らしている時に同じマンションのバイク好きのおじちゃんに「ベトナムカブは日本のやつよりエンジンのパワーがあるらしいよ」て何度も言われました。
調べてみたところ、以下のブログで通常のカブとベトナムカブのパワーとトルクについて調査されていました。
下記参考記事を読んだところ、
パワー、トルクでは僅かに劣るのですが、
なんと最大トルク発生回転数が2000回転も低い数値となっています
との記載があり、「HONDAスーパーカブ 110(日本で正規販売しているカブ)」よりも「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」の方が加速が良さそうなので、あながち噂は間違いでもなさそうです。
出典:HONDA スーパードリーム 110 前編 : 人生を棒にして振り回す (エラーのためリンク削除)
メリット8 原付タイプのバイクよりも燃費が良い
普通の原付の3倍位ガソリンが持つ気がします。
私は以前50ccのリトルカブに乗っていたのですが、それと比べると体感的に劣ります。
ネットで調べたところ「実燃費平均60km/L」とありました。
なかなかのエコっぷりで、財布に優しいですね。
メリット9 日本のスーパーカブは中国製、ベトナムカブはベトナム製品質はベトナムカブが上
これは2015年にバイクショップの店員さんから聞いた話です。
本当かなと思って、ネットで調べてみたところ、ポツポツ記載があるので信ぴょう性は高そう。
2015年に現行品販売していた「HONDAスーパーカブ 110(日本で正規販売しているカブ)」は中国製で、品質がかなり落ちていたそうです。
当時の日本のスーパーカブと比べると、ベトナムカブの方が細部の仕上げが丁寧だったそう。
(品質が不評だったのか「HONDAスーパーカブ 110(日本で正規販売しているカブ)」は2018年に完全国内生産に戻りました)
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」の悪い点5つ
今度は逆ですね。
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」を実際に購入し、乗って感じた悪い点、デメリットについて書いていきます。
デメリット1 もし修理が必要な時に購入した店に持って行かないといけない
パンク修理とか簡単なメンテナンスは近所のバイク屋さんでも大丈夫だとは思いますが、部品がスーパーカブと同一規格ではないようなので(フロントキャリアはスーパーカブのやつ取り付けてもらいましたけど)、故障した時はベトナムカブの取り扱いがある店か専門的なバイクショップじゃないと修理が難しいと思います。
デメリット2 冬が怖い
新しい内は問題ないと思います(購入して4年間、一度もチョークをひくことなく一発セルスタートでエンジンかかってます)が、5年とか10年とかたった時に、ベトナムという暖かい国のバイクが日本の寒さにどこまで耐えられるのかを考えると不安です。
デメリット3 ガソリンがあんまり入らない
スーパーカブの方が入ります。
ほぼカラカラの状態で給油しても3リットルちょいしか入らない。
デメリット4 サブタンクがない
ガス欠した時に地獄が待ってます…
デメリット5 搭載力がない
普通の原付のように足元に物を置けないし、ツーシーターなのでスーパーカブみたいなリアキャリアがありません。
たまにタンデムシートに荷物を置いて、ゴムロープでくくりつけて荷物を運ぶことがありますが、不安定でヒヤヒヤします。
ベトナムカブの良い点9つ悪い点5つ:結論
大満足!
「HONDAスーパードリーム110(通称ベトナムカブ)」の品質には全く問題を感じません。
何よりめちゃくちゃかわいい。
次回バイクを買い換える時も、同じものを買いたいと思うくらい気に入っています。
カブタイプのバイクはスクータータイプのバイクと比べると、車体が軽く、タイヤも大きく、取り回しが楽チンなので、年を取ってパワーが落ちた人にもオススメしたいです。