当記事では、2人暮らしミニマリスト夫婦のルームツアーをお届けします。
古くて狭いワンルームマンションを購入し、DIYでリノベーションしています。
居住スペースが12畳程度しかないうえに、つくりつけの収納スペースが全くありませんが、工夫してゆったり広々と暮らしています。
ていねいな暮らしより、自分らしい豊かな暮らしを目指しています。
もしかすると皆さんがイメージするミニマリストっぽくはないかもしれませんが、それでもよろしければどうぞ。
【家のスペック】
- 1ルームマンション
- 収納スペースなし
- 築50年以上
- 30平米弱
- DIYでリフォームした
- 夫婦2人暮らし+猫+預かり犬
- 東京都・JR山手線の某駅から徒歩5分
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DIYしたキッチン(台所)スペース
IKEAのキャビネットを2つ並べてその上に天板を渡し、タイルをDIYで貼りました。
吊り棚と換気扇は、もとのままで再利用しています。
シンク下はオープン棚にして、見た目がかわいい調理器具を並べて、ごちゃごちゃしたものは木製のばんじゅうを引き出しにして収納。
目に楽しい空間を目指しました。
フライパンやざるは吊り棚の中に。
見せたくないものは隠す収納にしています。
パッと見るとにぎやかでミニマリストらしからぬキッチンかもしれませんが、キッチンの幅は140センチ、冷蔵庫は130リットルと、夫婦2人暮らしにしてはかなりミニマム。
ミニマリストっぽいとこ一応あげておくと、キッチンマットは使用していません。
床の油飛びが気になる時には、アルコールスプレーをかけてティッシュで床をちょこちょこ拭くようにしています。
赤いコンロは1970年代の日立のデッドストック。
当時グッドデザインを取ったものだそう。
ブラックなら似たデザインのものが現行品で手に入ります。
冷蔵庫はレトロデザインの現行品。
「どこで買ったんですか?」ってよく聞かれるのですが、楽天市場でそこそこお手頃な価格で手に入ります。
キッチンの右側にメタルラックがあり、食器棚&電子レンジ&食材ストックを置くスペースとして使用しています。
一番下の黄色いペール缶つは、片付ける場所が見つかるまでのとりあえずぶっこみスペースです。
収納スペースに入りきらなかったものや、片付ける場所がまだないものはここに入れるようにしています。
食器棚はインディアンキッチンラック。
全ての食器を収納しています。
全ての食器を普段の食事に使っているのですが、陶芸作家の一点ものや、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートなどもあり、実用品としてはもちろんのこと、お気に入りのアートとして所有している側面もあります。
食器棚は本当は壁に直付けしたかったのですが、壁の強度が弱かったためメタルラックに格納して使用しています。
ツェツェ アソシエのインディアンキッチンラックは販売終了していますが、同じものをHAYで「INDIAN PLATE RACK L」という商品名で取り扱っています。
憧れて買ったものの、食器が少ないので、インディアンキッチンラックはスカスカでスペースがもったいない感じではあります。
ダイニングスペース&作業デスク
ダイニングスペースに設置しているのは、電動昇降デスクと、ゲーミングチェア。
電動昇降デスクがダイニングテーブル&作業デスクの2役で省スペース。
ミニマリストのお家芸、代用&兼用ですね。
家が狭いため、ダイニングテーブルと作業デスクを別々に設置するスペースがありませんでした。
家にいる時は夫婦でだいたいここに座って過ごしています。
想定された使い方とは違うのですが、春にだんない(夫)が胃を切除したため、日常的に逆流があり
ダイニングテーブルと椅子さえおしゃれにすれば、インテリアはイケてる感じにまとまるという持論があるのですが、どちらも実用性重視で微妙なセレクトに…。
せめてものあがきで、電動昇降デスクは白木調の明るい色の天板+白い脚のものを、ゲーミングチェアはグレー単色の家具調デザインを選ぶなど、部屋に馴染ませるための努力はしました。
使い勝手は最高なので、後悔はしていません。
あと、ティッシュをデスクの脚に取り付けています。
こちらも見た目は微妙ですが、とても便利。
これを買うまでは、デスクの上にティッシュを置いていて、食事の際には冷蔵庫の上に移動させるとかしていて、邪魔でしゃあなかったので、こういうアイデアグッズ舐めたらいかんぜよと思いました。
デスクの足元にはイケアの3段ワゴン「ロースフルト」を、2段に改造したワゴンを入れています。
使用頻度の高いものや、デスクの上に出しっぱなしにしたくないものは、こちらに収納。
ワゴンのさらに奥、デスク下の壁には、イケアの奥行きが浅い飾り棚「モッスランダ」を壁に取り付けて、ノートパソコンやタブレット、スマホをたてかけています。
電動昇降デスクに、USBとCタイプケーブルの充電ポートがついているので、充電環境も快適です。
デスクの上。
左側にはレトロなCDプレーヤー(主にブルートゥースでサブスクを聴く)とライト。
CDプレーヤーはSANSUIのもの。
ライトは、陶芸家の足田メロウさんに特注でつくってもらった先代の愛猫おばけちゃんをモチーフにしたものです。
右側には猫のごはんと水入れ。
床に置くと、犬が猫のごはんを食べてしまうので、暫定的にここに置いています。
ガラスの水入れはフランス最古のガラスメーカー「ラ・ロシェール」のアイスクリームグラス。
高級っぽいレトロでシックなデザインなのに、1000円そこそこで買えます。
陶器のフードボウルは自作。電動昇降デスクがダイニングテーブル&作業デスクの2役で省スペース。
ミニマリストのお家芸、代用&兼用ですね。
家が狭いため、ダイニングテーブルと作業デスクを別々に設置するスペースがありませんでした。
家にいる時は夫婦でだいたいここに座って過ごしています。
想定された使い方とは違うのですが、春にだんない(夫)が胃を切除したため、日常的に逆流があり
- 座って食べられない時は、電動昇降デスクを高くして立って食べる
- 夜に逆流で横になれない時は、ゲーミングチェアに座ってリクライニングを倒して眠る
ダイニングテーブルと椅子さえおしゃれにすれば、インテリアはイケてる感じにまとまるという持論があるのですが、どちらも実用性重視で微妙なセレクトに…。
せめてものあがきで、電動昇降デスクは白木調の明るい色の天板+白い脚のものを、ゲーミングチェアはグレー単色の家具調デザインを選ぶなど、部屋に馴染ませるための努力はしました。
使い勝手は最高なので、後悔はしていません。
あと、ティッシュをデスクの脚に取り付けています。
こちらも見た目は微妙ですが、とても便利。
これを買うまでは、デスクの上にティッシュを置いていて、食事の際には冷蔵庫の上に移動させるとかしていて、邪魔でしゃあなかったので、こういうアイデアグッズ舐めたらいかんぜよと思いました。
デスクの足元にはイケアの3段ワゴン「ロースフルト」を、2段に改造したワゴンを入れています。
使用頻度の高いものや、デスクの上に出しっぱなしにしたくないものは、こちらに収納。
ワゴンのさらに奥、デスク下の壁には、イケアの奥行きが浅い飾り棚「モッスランダ」を壁に取り付けて、ノートパソコンやタブレット、スマホをたてかけています。
電動昇降デスクに、USBとCタイプケーブルの充電ポートがついているので、充電環境も快適です。
デスクの上。
左側にはレトロなCDプレーヤー(主にブルートゥースでサブスクを聴く)とライト。
CDプレーヤーはSANSUIのもの。
ライトは、陶芸家の足田メロウさんに特注でつくってもらった先代の愛猫おばけちゃんをモチーフにしたものです。
右側には猫のごはんと水入れ。
床に置くと、犬が猫のごはんを食べてしまうので、暫定的にここに置いています。
ガラスの水入れはフランス最古のガラスメーカー「ラ・ロシェール」のアイスクリームグラス。
高級っぽいレトロでシックなデザインなのに、1000円そこそこで買えます。
最近陶芸をはじめたのですが、おしゃれなペット用のフードボウルが作りたくてずっと試作を繰り返しています。
ベッドルーム(的なスペース)
部屋の一番奥、窓際がベッドルームです。
ベッドを置くと部屋が狭くなるため以前はベッドなしで暮らしていたのですが、還暦とアラフィフの夫婦が、毎日布団を敷いたりあげたりするのは、足腰がツライ。
あと家に収納がないため、敷き布団を片付ける場所がない。
ということで、クイーンサイズのベッドを導入しました。
ベッド下を収納として使いたかったため、高さ30センチ以上のベッドフレームを探したのですが、見つからず。
DIYで2×4と針葉樹合板という、安い素材を使って自作しました。
(が、すごいシンプルで最低限のつくりなのにウッドショックで1万円以上かかりました)
DIYだからこそ実現できた、ベッドフレームにマットレスだけでなく、テレビも乗せるという斬新なベッド。
ベッドの上で夫婦で座ってテレビを見たり、犬と猫のプレイスペースになったりするので、掛け布団は毎朝片付けています。
収納がないのにどこに片付けているかと言うと、クッションの中に入れています。
マットレスの左側のカップケーキのクッションの中にタオルケット、右側のギターアンプのクッションの中に掛け布団を収納。
収納袋としてだけでなく、テレビを見るときにクッションとして使うことも。
足元の収納が丸見えになるとダサいので、ダイソーで買ったスチレンボードに壁紙の余りを貼り付けて立てかけて隠しています。
日中は犬がベッドを自分で昇降できるように、スチレンボードをとっぱらい、格納している三つ折りマットレスを半分ぐらい引っ張り出して階段代わりにしています。
ベッドの反対側。
壁の凹みの幅に合わせて、メタルラックを格納しました。
もうちょっとどうにかしたいなと思いつつ、まだ手がつけられていないスペース。
今のところ本やCDを収納し、余ったスペースにはガンダムのハロの等身大小物入れ(最上段)や、20年前のAIBO(最下段)を飾っています。
青いイラストは、イラストレーターの中川学さんに描いてもらったファミリーポートレート。
ブログやSNSのアイコンとしても使用しています。
玄関スペース
玄関です。
玄関ドアの上には大好きなアイコンをマグネットにして、にぎやかに。
特に意味はありませんが、家を出る時に目に入るとテンションが上がります。
こういう無駄って、私にとってはとても大切。
玄関ドアの下にはマグネットをつけて折り畳み傘をぶら下げています。
傘はミニマムで、1人1本の折り畳み傘のみ。
玄関の廊下の幅は120センチぐらい。
30センチの奥行きの薄型のメタルラックを設置して、大容量の収納を確保しつつ、生活のしやすさも維持しています。
ここがこの家最大の収納スペース。
2台のメタルラックを連結して3台分の収納量に。
左側のラックには、靴とヘルメットを収納しています。
真ん中の赤い紅茶缶3つには、犬のさんぽバッグや、ペットのトイレ用のゴミ袋など、ペットグッズを収納。
我が家の靴は出ている分で全てです。
靴は夫婦2人で10足。
これが私たちの最小限です。
うつってないですが、一番下の段は犬のトイレを置いています。
右側のラックはクローゼット代わり。
上着はハンガーにかけて。
下着やボトムスは赤いマーガリン缶にジャンルごとに分けて収納しています。
バッグもつるす収納にして、取り出しやすく。
足元のペール缶には、シャンプーやコスメなど日用品のストックを中心に、たまに使うものなどを入れています。
リビング&多目的スペース
家の中心。
ダイニングテーブルとベッドの間に、3畳分ぐらいの空間で、リビングと多目的スペースと、廊下を兼ねたスペースです。
ダイニングから眺めてベッドまで物理的な距離があることが、狭い部屋の圧迫感を緩和してくれています。
リビングスペースを大きく設けたことで、12畳程度しかない狭い部屋を、実際よりも広くゆとりある空間に見せています。
音楽をかけて夫婦で踊ったり、犬ともってこいして遊んだり、ヨガマットを敷いてストレッチをしたり。
十分なスペースが確保できているので、DIY作業もやりやすいです。
壁にはお気に入りのアート。
我が家で一番ミニマリストっぽくないコーナーでもあり、一番のお気に入りのコーナーでもあります。
ジャンルはバラバラですが、全部が宝物。
太陽の塔のフィギュア、増田セバスチャンのコラージュ。
先日夫婦で撮ったポラロイド写真も飾っています。
ダリのリトグラフ、多田由美のえんぴつ画、足田メロウの油画など、暮らしのシンボルになるような、お気に入りばかりです。
ダイニングテーブルとベッドの間に、3畳分ぐらいの空間で、リビングと多目的スペースと、廊下を兼ねたスペースです。
ダイニングから眺めてベッドまで物理的な距離があることが、狭い部屋の圧迫感を緩和してくれています。
リビングスペースを大きく設けたことで、12畳程度しかない狭い部屋を、実際よりも広くゆとりある空間に見せています。
音楽をかけて夫婦で踊ったり、犬ともってこいして遊んだり、ヨガマットを敷いてストレッチをしたり。
十分なスペースが確保できているので、DIY作業もやりやすいです。
壁にはお気に入りのアート。
我が家で一番ミニマリストっぽくないコーナーでもあり、一番のお気に入りのコーナーでもあります。
ジャンルはバラバラですが、全部が宝物。
太陽の塔のフィギュア、増田セバスチャンのコラージュ。
先日夫婦で撮ったポラロイド写真も飾っています。
ダリのリトグラフ、多田由美のえんぴつ画、足田メロウの油画など、暮らしのシンボルになるような、お気に入りばかりです。
【ルームツアーまとめ】ミニマリスト夫婦のワンルームマンション
YouTubeでもルームツアー動画を作りました
30平米弱と狭いワンルームマンションに2人暮らしするミニマリスト夫婦のルームツアーでした。
今のところ狭さを楽しんで、機嫌良く暮らせています。
徹底しているのは、「めちゃくちゃに好きなもの」と「生活に必要不可欠なもの」以外は所有しないこと。
家具は壁に沿って配置して、空間を用途ごとに区切らない、無駄なスペースを作らないように気をつけています。
インテリア雑誌とかでは「ベッドの左右に空間がないと圧迫感がある」とか「空間を家具でゆるく仕切って部屋にメリハリをつける」とか、やたらおすすめしてくるんですが、家が超狭い場合は、とにかく壁沿いに家具を置いて中央を開けるのが広く暮らすコツになります。
これマジです!
超長くなりましたが、これにておしまい。ここまで読んでくださったあなた、本当にありがとう。涙
5分の動画にまとめました。部屋の配置などわかりやすいと思います。
ルームツアーの記事をめちゃくちゃがんばって書いたので、どうかどうか今回だけは押して欲しい
【この記事を読んでくれた方にオススメ】
🏠ていない(大木奈ハル子)とは❓
クセつよアイテムを愛するミニマリストにして、整理収納アドバイザー。
大木奈ハル子名義で、キッチンと愛用品のWEBマガジン「台所図鑑」の運営と、Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムのライターもしています。
2021年ライブドアブログ・オブ・ザ・イヤー新人賞受賞。
2022年書籍「台所図鑑」を大和書房より出版。
ミニマリストがミニマムな予算とミニマムな手間でミニマムに暮らすためのリノベーション「ミニマリノべ」を提唱し、2021年6月に小さな中古マンションを購入し、夫婦でDIYでフルリフォーム中です。
日本聴導犬協会の子犬育てボランティア「ソーシャライザー」もしているので、犬の出入り激しめ。
モットーは「お金をかけずにちょっと工夫して自分らしく暮らす」。
運営サイトとかまとめたポートフォリオはこちら(→https://865.games/)
コメント
コメント一覧 (4)
teinai
がしました
ブログで文字で読むと、また違った感じで「素敵」が伝わってきます。
いろんな「色」があるのに、全てがしっくりまとまって見えます♪(センスはもちろんのこと、しっかり考え抜かれているからだと思います) 部屋のあちこちに細かい工夫がされているのが、驚いたり、感心したり、真似てみたくなったり、とても参考になりました。
無駄のないお部屋の中に、テンションの上がる無駄。ていないさんらしい「大切」で・・・
すごく好きです。
teinai
がしました