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もともとライフスタイル本が好きで、その中でもミニマリストやシンプルライフがテーマのものを読み漁っています。

今まで1冊ずつ感想を書いて記事にしていたのですが、まとめてみました。
あらすじと口コミレビュー的な感想をちょこっとずつ書いています。

少しずつ書き足していくので、本選びの参考にしていただけたら幸いです。



小さな暮らしは生きやすい/おふみ

小さな暮らしは生きやすい
おふみ
大和書房
2021-12-11


【あらすじ・概要】
人気ミニマリストブロガーおふみさんの、マンガやイラストがたっぷりのエッセイ本。
「小さな暮らし」のメリットや、「持たない生活」の中でも捨てずに大切にしているモノなどについて書いてあります。

おふみさん流の部屋をスッキリと保つコツや、エピソードをまじえた捨てるもの残すものの基準などが書いてあるのですが、上から目線の指南書ではなく「自分はこれをしたことでこういう実感があった」という自分の体験を伴った「こうしてみてはどうかしら?」と提案を投げかけてくれているので、読んでいてストンと心の中に収まります。

ミニマリストになる以前の荷物だらけの家での暮らしから、少しずつ部屋を整えはじめてミニマリストになるまでの過程は、捨てられない人の参考になりそう。


【読書感想口コミレビュー】
おふみさんはミニマリストになって7年目なので、「捨てたい」とか「減らしすぎた」とかそういう山や谷を超えてきて、自分なりのミニマリズムが確立されているところがいいです。

仙人系の極限まで削ぎ落としたミニマリストではなく、ほどよい生活感がある(捨てすぎていない)ので、生活のヒントになりそうな内容も多いです。

減らすことに価値を見出すのではなく、持ち物を減らすことで大切なモノやコトに目が届く生活に憧れる人ならビビビと来る本だと思います。


服を捨てると幸せが見つかる 毎日が心地よく変わる「片づけ」レッスン/やまぐちせいこ

【あらすじ・概要】
多数の著書を出版されている、人気ミニマリストブロガーで、ミニマリストユーチューバーでもある、やまぐちせいこさんの本。

読むとワクワクして洋服を減らしたくなる本です。

服を捨てることで得られる効果や、捨てるための手順を記しています。
ミニマリストになったらサクセスできるとか言い出さず、「好きな服だけをクローゼットに残すと毎日機嫌よく暮らせますよ〜」という真実だけが書かれています。

【読書感想口コミレビュー】
シンプルに暮らしたい、好きなものに囲まれて暮らしたいという、一見すると相反する願望と思われがちな2つのライフスタイルは、実は共存できちゃうのがよくわかる本。

私はいつも「捨てる」ものを選ぶのではなく、「残す」ものを選ぶ ようにしているのですが、やまぐちせいこさんも同書内で"何を捨てるかよりも、何を残したいか?"と書いてあり大いに共感できました。

簡単に取り入れられる、おしゃれを楽しむためのちょっとしたポイントなんかも書いてあり、やまぐちさんと服の趣味は全然違いますが、とても参考になりました。
持っている洋服を書き出す「洋服ノート」なるものの提案もあり、手帳術好きの私にはそこもグッとくました。

寂しい生活/稲垣えみ子

【あらすじ・概要】
元新聞記者、50代独身、アフロヘアという強いフックが三拍子そろった女性である稲垣えみ子さんが、ミニマリストとして生活する様子を書いた手記(注意:ご本人は自分のことをミニマリストとは名乗っておられません)。

「スマホやPC、便利家電をうまくつかって、モノが少なくても便利に暮らそうぜ!」というミニマリストが多い中、冷蔵庫や洗濯機のない暮らしをして、お風呂は銭湯という、不便さの中にある豊かさを楽しんでおられます。

【読書感想口コミレビュー】
東日本大震災をきっかけに、持たない生活をはじめた稲垣さん。
その持たなさっぷりたるや…もはや仙人レベルです。

ただ、寂しい暮らしを楽しんでいるのが伝わってきて、「読んでてしんどいわ」とか「悲壮感やばい」とかがなく「暮らしぶりが軽やかでいいなぁ」というのが、本を読んだ率直な感想。

ミニマリスト系の本っていかに持たない生活が正しいか、素晴らしいのかについて、高圧的に語ってくるものが意外と多いんですけど、この本の著者である稲垣えみ子さんは、いっさい押し付けてきません。

いいアイデアがあれば、自分の生活に取り入れられるかもとか思ってたんですけれど、とてもじゃないけど真似できない。
仕事を辞めて、冷蔵庫や洗濯機のない暮らしを楽しむ。
読んでるとふむふむと面白いけど、現実問題私だったら生活がたちゆかない。

でも共感するとこはあるし、光熱水費を節約する生活をエンターテイメントとしても楽しみながら読めました。
彼女と同じようにはできなくても、生活に取り入れられる節約のヒントもちりばめられていました。

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月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活/ミニマリストTakeru

月10万円で より豊かに暮らす ミニマリスト生活
ミニマリストTakeru
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2020-04-17


【あらすじ・概要】
人気ミニマリストユーチューバーTakeruさんの著書。

病気で貧乏だったTakeruさんがミニマリストになって健康を取り戻しお金持ちになったというサクセスストーリーになぞらえて、モノや人間関係を手放し、小さく質素に暮らすことでお金と時間が増えるということを書いています。

捨て方(捨てるマインドや捨てるメリット)についても丁寧に説明されていて、読むと断捨離したくなる本。


【読書感想口コミレビュー】
Kindle Unlimitedで無料でダウンロードできたので読んでみました(今はキャンペーンが終了してました)。

「小さく暮らして快適」「少ないお金で暮らせばお金にしばられずに生きられる」というのは、他の方も口を揃えて話すミニマリストの魅力なのですが、Takeruさんはそこからさらに一歩踏み込み「ミニマリストになればお金が増える」「YouTubeで発信して有名になって夢を叶えた」という魅力的な切り口で書いていて、ミニマリストブームを牽引している人っぽいなあと思いました。

ミニマリストしぶさんも著書で「消費する側から生産する側へまわる」という内容があり大いに共感したのですが、Takeruさんの場合そこにちょこっと「ブログで月収100万円」とか「投資で儲けてFIREする」みたいな良い意味での俗っぽさいエッセンスが加わっており、読むとミニマリストがすごく魅力的に感じられます。



フランス人は10着しか服を持たない/ジェニファー・L ・スコット

フランス人は10着しか服を持たない
ジェニファー・L・スコット
大和書房
2015-04-22


【あらすじ・概要】
アメリカ人の女子大生がフランス貴族の家にホームステイした先のマダムシックの暮らしぶりについて書いた本。

「この10枚でワードローブはカンペキ!」みたいな本ではなく、「私服を制服化するといいよ」「メインで着用する服が10枚くらいでも十分だよ」っていうお話しです(冬服だけで10着は超えています)。

真に受けてワードローブを10枚に減らしたら生活まわらなくなるのでご注意を。

特に日本は湿度も高いし、こまめに洗濯をする文化なので、もうちょいワードローブの枚数がないと天気悪い日が数日つづいたら着る服なくなるよ。

【読書感想口コミレビュー】
我が家は夫が私服を完全に制服化していて、この本よりもはるかに服の枚数が少なそうなので、「そうだよね〜」と、共感できる部分が多かったです。

洋服をいっぱい買ったり、おいしいものをいっぱい食べたりすることだけが豊かなのではなく、必要な服だけを所有し、必要な分だけ食べて暮らすことも豊かなのだというメッセージは、ついつい浪費しちゃう人の財布の紐を締める効果がある本だと思います。

↓夫のリアル服を持たない暮らしの記事



ガラクタ捨てれば自分が見える/カレン・キングストン

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)
カレン キングストン
小学館
2013-10-08


【あらすじ】【あらすじ・概要】
ざっくり言うと、イギリスの断捨離本。

モノの捨て方や処分することによってあなたにとってどんな良いことがあるのか、捨てないことがあなたにとってどんな悪影響を与えるのかなどに丁寧に書いてあります。

各ジャンルのガラクタの捨て方や捨てる理由が書いてあるので、モノを処分するのをためらう人や、ふんぎりがつかないタイプの人でも、読んだ直後なら捨てられると思います。


【読書感想口コミレビュー】
ミニマリストのバイブル的な扱いの本「新ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門(カレン・キングストン著/田村明子訳)」を読みました。

読めば読むほど捨てたくなるという、「魔術書なのかこれは!?」というような、恐ろしい本でした。

風水の要素を取り入れた、かなりスピリチュアルよりな本なのですが、読むと断捨離のモチベーションがアゲアゲになるので、風水に興味がない人にもオススメしたいです。

私はスピリチュアルがあまり好きではないです。
占いとかに振り回されることなく生きていきたいと思っています。

この本は私の敬遠するミニマリズムmeetsスピリチュアルの典型という感じの本でした。
「波動」とか「不浄なエネルギー」とか「コーリング(呼び戻し)」とか、苦手な人には拒否反応が出そうなワードがちょこちょこ登場します。

でもね、ここをぐっとこらえて読むと、捨てテンションが上がるんです。
ミニマリスト系の本は捨てる理由や、その人の美学について書いてあり、捨て方についてはさらっとっていうのが多い気がするんです。
ここまで丁寧にモノを捨てる方法や、順序、捨てる理由について書いた本って今までなかった気がします。


手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法/ミニマリストしぶ

手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
ミニマリストしぶ
サンクチュアリ出版
2018-05-07


【あらすじ・概要】
ミニマリストインフルエンサーしぶさんの著書。
「ミニマリストが流行ってるらしいけど、ミニマリストって何?」そういう人におすすめ。

毎日同じ洋服を着る、家賃2万円の4畳半の部屋で暮らす男性ミニマリストの生活や、持ち物、彼なりのミニマリスト思想について書かれた本。

【読書感想口コミレビュー】
ざっくりまとめると、お金をたくさん使うから生活が豊かだとか、物をたくさん所有しているから幸せだとか、そういう考え方から自由になったら真の豊かさや幸せがみえるよ〜っていう内容。

今までの日本は、みんなが車を買うから僕も車が欲しいとか、みんなが大きなテレビに買い換えてるから僕も大きなテレビを買わなきゃとか、マジョリティ(多数派)の流行に身を任せて消費していくのが幸せみたいな概念があったと思うんですけど、それって違うんじゃない?っていう本です。

いらないものは削ぎ落として、本当に好きなものだけに囲まれて生活する方が幸せだし理にかなってるんじゃない?っていう提案をつきつけてくれる良書。

スニーカーひとつとってもなんとなく買ってない。
「このスニーカーはこういうところが好きだから履いてるんだよ」っていう、削ぎ落とした生活をする中で、最後まで残るモノとその人の物語みたいなのが好きです。


読んだよの合図にモコばあをぽちっ

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🏠ていない(大木奈ハル子)とは

クセつよアイテムを愛するミニマリストにして、整理収納アドバイザー。

大木奈ハル子名義で、キッチンと愛用品のWEBマガジン「台所図鑑」の運営と、Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムのライターもしています。

2021年ライブドアブログ・オブ・ザ・イヤー新人賞受賞。
2022年書籍「台所図鑑」を大和書房より出版

ミニマリストがミニマムな予算とミニマムな手間でミニマムに暮らすためのリノベーション「ミニマリノべ」を提唱し、2021年6月に小さな中古マンションを購入し、夫婦でDIYでフルリフォーム中です。

日本聴導犬協会の子犬育てボランティア「ソーシャライザー」もしているので、犬の出入り激しめ。

モットーは「お金をかけずにちょっと工夫して自分らしく暮らす」。

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