心理的瑕疵あり物件（通称：事故物件）の中古マンションを買いました。
普通に夫婦で住んでました。（2021年10月に売却）

個人的には、事故物件の購入をおすすめしたいです。

この記事は、事故物件で暮らして良かった点、悪かった点などをまとめました。
心霊現象の有無についても触れています。

ネットで検索しても、事故物件を実際に買った人の記事は少ないので、体験談として書いてみました。

事故物件を買いたい人、購入を検討している人はぜひ読んで欲しいです。

10月ライブドアひながた (3)

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私が事故物件の中古マンションを購入した理由は、「そもそも、人なんてみんな死ぬんだし気にしてない」というのが大前提にあります。
気になる人はやめておくが吉です。

事故物件のスペック

2016年に告知義務ありの中古マンションを750万円で購入しました。
俗に言う事故物件で、心理的庇護の理由は「自殺」でした。

買った中古マンションのスペックはこちらです。
  • 大阪市内にある物件
  • 梅田まで電車で直通15分以内
  • 最寄り駅まで徒歩5分以内
  • 築40年弱
  • 200戸以上の大規模マンション
  • 50平米
  • 2DK
  • 1階庭付き
  • 独立部屋で3方向に窓があり日当たり抜群
とにかく立地条件がよく、いい買い物したなと思っています。

同条件でリフォーム済み1200万円程度の物件を、未リフォームで750万円で購入し、100万円でリフォームしました。
つまりは相場の30%オフぐらい買ってます。

おばけ・幽霊なんて出ないし、日当たりがよくて気持ちのいい物件でした。


事故物件を買った理由1：価格が安かった

事故物件を買った1番の理由は、価格が安かったから。

借金だらけで貯金もなかった夫婦でしたが、
4000万円で購入し、1000万円の住宅ローンの残ったマンションを1600万円で売却
残りの600万円と貯金と親からの借金で、750万円の事故物件の中古マンション＋100万円のリフォーム
で、人生をリスタートすることができました。

「事故物件は縁起が悪い」といいますが、事故物件で暮らして人生を持ち直しました。

夫50代前半と妻30代後半で事故物件を購入しましたが、当時はまったく貯金がなく、老後どころか当座の生活が不安でしたが、現在では老後2000万円問題もクリアできそうな程度には財布が潤いました。

私にとっては縁起が悪いどころか、とっても縁起が良い物件なんです。


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事故物件を買った理由2：大島てるに掲載されていない物件だった

事故物件を買うまえにチェックしたのが、事故物件の情報提供ウェブサイト「大島てる」です。

ここに掲載されていると、夏休みに地元のやんちゃな高校生とかが肝試ししにくるのでやめようと思いましたが、掲載されていないので購入しました。

また、購入前に管理人さんと自治会長に話を聞きに行きました。

管理人さんは10年以上住み込みで働いていて、自治会長さんはマンションの新築で入居し40年済んでいるとのことでしたが、どちらも「自殺なんてなかった」と言っていたので、自殺はあったけれど病院で亡くなっている可能性が高く、厳密にいうと事故物件ではないようでした。


事故物件を買った理由3：自殺から20年以上経過している

我が家が購入した物件の心理的瑕疵は、20年前の自殺でした。
が、家族でお住まいだったようで、自殺があってからも10年ぐらいそのままお住まいだったようです。

もともと人が死んだということに関してそれ以上でもそれ以下でもなく「そうなんだ」ぐらいの感じなのですが、その後20年間他の人が暮らしていたし「もう時効かな〜」という印象でした。

訳あり物件とはいうものの「昔の話なのに、安く買えてラッキー」ぐらいの気持ちで購入しています。
（一応書いておきますが、別に自殺された方を軽んじているとかではありません）


事故物件を買った理由4：物件の状態が良かった

購入時は築40年弱のマンションだったのですが、とても管理がよくてきれいなマンションでした（マンション全体の話）。

購入した部屋も、10年ほど前にオーナーが変わった際に大幅にリフォームをしていて、床の張り替えや、キッチン、お風呂、トイレ、洗面台などの水回りが一新されています。

さらに3年前にオーナーが不動産会社に代わり、民泊として使用されていました。
民泊にする際に、さらにリフォームされ、和室が洋室に変更され、全ての部屋の壁紙が貼り替えられました。

なので、物件の状態がそこそこ状態が良かった。

マンションの管理規約が代わり、民泊禁止になったので売りに出したとのことでした。
（庭付きの部屋だったので、民泊の人たちがそこでタバコ吸ったりごはん食べたりして問題になったみたいでした）

畳におばあさんの溶けたシミが…
みたいなことはなく、とても清潔で気持ちの良いお部屋でした。

私は賃貸に住んでいた時から変わった物件が好きで、心理的瑕疵あり物件を相当数内覧しているのですが、孤独死で発見が遅れた部屋だと臭いが残っていたり、隣がゴミ屋敷で異臭がすごかったりと、不衛生な物件が多いのも確かです。

そう言う意味では事故物件か否かではなく、管理状態の悪い物件はやめておいたほうがよいと思っています。

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事故物件を買って良かった点1：儲かった

実は先日事故物件を売却したのですが、800万円で売れました。

購入から6年が経過し、築40年を経過したこと駅前に新築の大規模マンションが建ったことなどから、マンションの相場が下がっていて、事故物件じゃない部屋でも同じ平米数だと850万円で売れていました。

一時は賃貸にも出していたのですが、管理費別で6万円で借主がついてました。
（ちゃんと心理的瑕疵ありで募集かけてます）

事故物件なので売りに出してから買いてがつくまで1年ぐらいかかりましたが、差し引きして儲かりました。

前だんないが購入したマンションが4000万円で買って1600万円で売れてローン残債1000万円っていうのと比べると、いい買い物だったなあとしみじみします。


事故物件を買って良かった点2：ネタになる

食いつき最高の鉄板ネタになります。
「事故物件に住んでるねん」というと、めちゃくちゃ盛り上がります。

たまにネタではなくガチで事故物件ボロクソいう勢がいるので、強靭なハートがない場合は黙っておくほうがいいかもしれませんが、私は事故物件に住んで良かったと思っているので言っちゃう。

↓過去に事故物件に住んでたことを書いた際にもらったコメント
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事故物件を買って悪かった点：心霊現象が起こらない

「事故物件は心霊現象が起こる」「おばけが〜」「幽霊が〜」とかいろいろ言われていますが、まったく起こりませんでした。

購入前は「心霊現象？いや、ないない！」とは思いつつも、心のどこかに「もしかしたら幽霊が…」とか不安もあったのですが、とにかく日当たりと風通しがよくて、ちょっと拍子抜けなぐらいさわやかで居心地の良いおうちでした。


事故物件の購入をおすすめする理由

2021年10月に「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」が発表されました。

そこには「事案発生から概ね３年が経過した後は、原則として告げなくてもよい」と書かれています。

今までは事故物件の告知義務はいつからいつまでという明確なものがなく、去年殺人事件があったものも、10年前の孤独死も、20年前の自殺も、隣家が組事務所も全部まとめて「心理的瑕疵あり」「告知ギムあり」の物件だったのが、3年経てば記載の義務なしになったのです。

これにより、購入のハードルがうんと下がった気がします。

事故物件買おうかな？どうしようかな？と悩んでいて、ネットで検索しても噂話やまとめばかりで、実際に「事故物件買いました！」「事故物件で暮らしています」というのが出てこないので、書いてみました。

少しでも参考になれば何よりです。


↓事故物件を100万円でフルリフォームしてます（ビフォーアフター写真多数掲載）

※家バレしないように、ちょっとだけフェイク入れてる部分があります。

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